江戸後期から江戸の人々の暮らしが豊かになり、正月の料理も様々なものができましたが、おせち料理の意味や謂れに共通しているのは、豊かに暮らせること、一族の繁栄を願うことです。
正月に神に供えた供物を下げてきて一族で分かち合って食べることを直会(なおらい)といいました。
遠く離れていても、一年のはじまりには一族が集まり、新しい年を祝う…。
これは何処の国でも同じです。正月には家族が集い、感謝と祈りをこめて新しい年を祝い、御馳走を食べるのです。料理の内要はその国によって異なっても、そこにある願いは共通しています。
現代ではおせち料理の食べ方に特別な制約は考えなくても良いのでは…と思います。
大切なのは「おせち料理」にこめられた心を知ることではないでしょうか。
家族や親戚でワイワイと語り合いながら、みんなで食べるのが、おせち料理の本来の形なのです。
おせち料理の名前には意味があります。それはいったいどんなものなのでしょう。 その一例をあげてみます。
このように、元旦に祝う屠蘇の祝肴(おせち料理)は、無病息災と子孫繁栄の願いを祈ったものです。その願いを食べ物の形や名前の語呂合わせに託してしまうところに、ユーモアあふれる江戸時代後期町人文化のおおらかさ、大きさを感じます。
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